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小学校の授業が変わる!?実績あるスペシャリストが作った秀逸教材が無料で共有される時代が到来する。

2014年02月01日 ネズミ1号:略称「T」
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FAST@CAMPANY:ShowMeというスタートアップ企業の提供するタブレットアプリモデルが注目されています。この教材は、公立学校の教師が自分のクラスの子供向けに無料で自由に講義を作成し配信することができるもの。近年子供たちは、ユーチューブやスナップチャット(日本ではLINEなど)など幼児の頃より、こうした最新テクノロジーに触れながらスポンジのように吸収し生活の一部として使いこなす才能には驚きのものがあると記事では書かれていますが、単にゲームとかコミュニケーションとか、どこぞの予備校や塾が提供する高価なアプリ教材という話ではなく、このShowMeは、自分の担任が教科書から離れた自由な発想で教えたい内容をインタラクティブ教材として簡単に配信ができるというものです。


 

 

教職免許に胡坐をかくような時代はもう終わる!?

専門職である教師だけでなく、その道の著名人から、実務をこなすスペシャリストまで。誰でも教材を作り公に公開することができる事が意味するものとは?

無料プラットフォームで、誰もが教材を作れる。カリキュラムなど関係なく、子供の関心、理解度、好奇心のある領域について、それぞれのレベルに合わせた様々な教材が、アーティストや科学者、ビジネスマン、大学講師、名の知れない公立小学校の本当はすばらしい教師などにより作られ、それが公に公開されるようになるようなプラットフォームとなりえそうなShowMeのビジネスモデル。

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小学校から大学まで無料動画・インタラクティブな教材で学習できるカーンアカデミーなども近しいものと言えますが、実際に学校の教師が自分たちの生徒のために作った教材が公に共有され、その教材を学習した児童や生徒の成績実績や理解度、評判などによる授業や教材のランキングなどができるようになれば、教育現場にある意味、一種のパラダイムシフトが起きることになるかもしれません。

すばらしいソーシャル教材を作らない教師は信用がなくなる時代が来る。

フェイスブックもGoogle+などもそうですが、ソーシャルアカウントはその人のパーソナリティーや社会への貢献度(オーサーランク)などをスコアリングしていると言われています。簡単にいえば、この人は信用できる人か?信頼できる人か?その道のスペシャリストとして実績があり、コミュニティで信頼されているか?というような内容です。

一度教職免許をとって、公務員になってしまえば、その後は努力をしなくとも、定年までという現在の制度の下で学ぶ子供を持つ親御さんにとって、競争原理の働く民間学習塾へ少なくない費用を捻出しなければならいという矛盾について誰もが疑問に思っているのではないでしょうか?

例えば、公立、私立問わず、教師たるもの、年間5つ位はソーシャル教材を作って配信しないと免許は剥奪。ただ作るだけでなくその教材がどう実績をあげたか?貢献できたか?などを親御さんや第三者、実際にその教材で学んだ子供達の理解度などにより最低限の評判を得られないと、昇給が遅れる等、一種のゆる~い競争原理が働くような流れができたとしたらどうでしょう?
決して教師がダメと言っているわけではありまんせん。
企業でも実際に企業に貢献している人はだいたい2割だと言われいます。だかれといって残り8割は必要ないかというとそうではなく、2割の人たちが頑張るためにも必要です。
例えば、本当は名も知られていない熱心で優秀な教育者は大勢いるのに、制度という壁にはばまれ多くの子供たちに恩恵が届いていないと考えてみましょう。

名も知れないすばらしい教師がその他多くの子供を導くことができる格差ない教育が実現する!?

そのような研究熱心で素晴らしい教師が自分の教室の生徒だけでなく、数千人、数万人の困っている児童や生徒に向けて彼らをサポートできる教材を簡単共有するうことができたとしたら、誰もがWinWInとなることは明白です。

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COSERAやMOOCsなどは学費が800万、1000万ともいわれる有名大学が提供する学位カラキュラムです。「授業料も下宿代もいらない。オンライン授業でつぶれる中堅大学。変容する学歴概念 」でも書きましたが、今やITにより一流教育を受けるにあたって誰にでも平等なチャンスが得られる時代が到来しつつあると言えるのではないでしょうか?

大学から始まりつつある教育革命ですが、このようなパラダイムシフトが幼児教育、エレメンタリー(小学校)からこうした素晴らしい教育環境を誰もがタブレットやスマホで無料で活用できるようになるとしたら、新の意味での教育革命がおこるかもしれませんね。

教育産業に従事する方々の思いはあることだとは思いますが、私個人としては、このような動きが加速することで「教育の民主化」たるものが進むことを望んでいます。

ではその世界ではどのようになるのか?ということですが、私自身は次のようなイメージをしています。

「子どもが自身から学び、理解することができる習慣を独力で自然に身に付けることができる環境が整う。自走できる状態の子供であれば、深堀したいテーマや領域については、カラキュラムなど無視した高度な授業をどんどん受け進めることができるようになる。」

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以前私の知人であるアジアの企業家がITが格差をなくすと熱意をもって語っていたことを思い出しますが、ここ5年、10年でその事が現実のものになるかもしれないと感じるようになってきています。

ShowMeのコンセプトビデオもまさにこのような世界をイメージさせるようなものとして作られていますね。



2014年02月01日 ネズミ1号:略称「T」
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