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人々の興味グラフは、検索という行為をどう変容させるか?:Pinterest

2014年04月11日 ネズミ1号:略称「T」
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先日、新経済連盟サミットにて、Pinterest CEOベン・シルバーマンさんのプレゼンを伺う機会がありました。ちょっと個人的な解釈を加えますが彼曰く、インターネットの歴史は、次々にパブリッシュされるHTMLページをインデックスをして検索しほしい情報を引き出せるようなったというのが第1の改革。つまり、Webサイトを膨大なデータベースと見立て、ほしい情報を問い合わせることで、ほしい情報を閲覧するというのが画期的な利便性向上につながったという文脈のお話だったように思います。


 

 

明確な意図からSerendipity(セレンディピティ)へ

今までのインターネットがクエリーと結果という文脈で発展してきたとしたら、今後はどういう可能性があるのか?という部分になりますが、シルバーマンさんのお話の中にちょっとしたヒントがあるかもしれません。要点をまとめると..

  1. ピンタレストはネット上に存在するあらゆる画像をコレクションするもの(スクラップするもの)ある意味、無秩序なイメージデータに秩序を与えることができる。
  2. ただし、Pinterestのそれは、キュレーションや一種のタグ付け分類(フォークソノミー)とも違う。
  3. 膨大なイメージ、漠然としたイメージをなんとなく整理でき、インスピレーションを生むことができる新たな手法。
    (今までは検索する行為がこの部分を担ってきたが、Pinterestは新たなアプローチを提供している)

インフォメーションを各々のインスピレーションに合わせてそれぞれスクラップしてもらうことで、その集合体から、ほしいものが分からなくても、何らかのテーマに沿ったさまざまなモノや事が発見できるという文脈が面白いですね。

無味乾燥なインフォメーションを整理してインテリジェンスにできる企業にチャンスあり

今後は、単なる情報(インフォーメーション)をインテリジェンス(加工したり、整理したりすることでバリューが生じる資産)化する方向に可能性があるのかもしれません。そういう意味では、でSerendipityなインスピレーションとの出会い、発見ができるのがPinterestだし、またPinしたり、ボードをつくることで、違った形でインスピレーションを自分のスクラップクラウドメモリーとして蓄積することもできるようなPinterestの可能性は面白そうです。Googleでなどでは、NavigationalとかTransacitonalとかInformationalといった問い合わせ意図などが分類されているようですが、今後特に、Informationalな分野にAI的なおすすめロジックや意図にSerendipity(偶然の発見)みたいな要素が加味されるようになるかもしれません。それは、「はじめは、○○な意図だったけど、見ているうちに▽◆○みたいなものに出会ったのでプランを変えた、とか、企画に別のエッセンスを加えることができた」という生産性だけでなく、発想や思考の手助けになるような事などにインターネットをどう貢献させることができるか?バリューを作れるか?という分野が可能性があるのかもしれません。

人材も異質な者同士の科学反応が重要になる。かわった人が活躍できる会社にチャンス!?

会議全般で印象的だったのが、テーマがDisruptive Innovation(破壊的なイノベーション)ということだったからもしれませんが、人もサービスも異質なものが科学反応を起こして新しいバリューをクリエイトすることが経済発展に必要だという文脈でしたが、もはや日本人同士の会社だけですとなかなかグローバルに成功できるようなサービスは初期の発想はよくとも、オペレーション(ドリルダウンして綿密に戦術化してビジネスとして成功)させる部分で、海外勢にまけてしまうという図式になってしまうのかもしれません。グリーやモバゲーなども結局は海外事業は事実上撤退、もしくはうまくいっていないという感じがしていますが、Lineなども結局は韓国企業ですし、今そういう点では、ゲーム会社ぐらいなのかもしれません。

日本人どうしですと、どうしても外にでると日本人同士で固まったしまう感覚がありますが、今後はさまざまな出身国の人材と切磋琢磨して国外、国内問わず広い視点での事業設計やサービス設計が問われるのかもしれません。

最後にベゾスさんのシャンべりなど実際に拝見しましたが、飾り気のない人で、肉食系という感じでなかったのが以外でした。ベゾスさんの家庭は全員が医者なのだそうですが、そういう意味で、彼が非常に純粋に自分に興味の分野に進んだ人なのかなぁという印象を持たせていただきました。



2014年04月11日 ネズミ1号:略称「T」
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