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モビリティ分野においておよそ5年から10年をかけて、新たな産業構造とエコシステムが構築される!?

2017年05月16日 ネズミ1号:略称「T」
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各国が課す排ガス規制で自動車(モビリティ)業界は2020年まで激震する!?

自動車購入を検討しようとする人がいたらエコカー減税という言葉を思い浮かべる人がいるかもしれません。日本では自動車が売れなくなった言われて久しいですが、都市圏では自動車を維持することが難しい若者が増えているとも言われて久しい感じがします。一方地方では、軽自動車や自動車やコンパクトカーをはじめとしたコンパクトカーは生活の足としてなければならない存在。


 

 

そんな自動車業界も、今稼いでいるエリアというのは北米と新興国マーケットだと言われています。先進国の中で唯一若者人口が増え続けているアメリカなんかは一番のマーケットだったりするわけですが、ヨーロッパをはじめとした先進国で厳しい排ガス規制がここ数年をマイルストーンとして課せられることになっているようです。

年々レベルが上がっていくZEV規制とは?

ZEV規制と呼ばれるこの規制は(Zero Emission Vehicle)と呼ばれ排ガスを一切出さない電気自動車や燃料電池自動車を指すそうですが、米国では、州によっては排ガスゼロの車の販売台数のノルマを設けて、それをクリアしなければ、クレジット(罰金)をメーカーが払うか、超過達成するメーカーからZEB排出権利を購入することで罰金を支払わずガソリン車やハイブリット車を販売できるという制度が導入されているそうです。

そしてこの排ガスゼロ車を掲げる規制の本気度が伺えるのがエンジンとモーターのハイブリット車がZEVの対象者に入っていないという点だと言われています。まぁエンジンで走行しながら、モーターを併用して燃費を良くしようとするハイブリット車なので言葉の通り排ガスゼロではないのは確かなのですが、普通だと、半分はみとめましょうとか救済措置がとられそうなものですが、今回は一切排除するのだとか。

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#毎年増えていく排ガスゼロ車両の導入ノルマ

電気自動車というと、充電スタンドの問題や、走行距離の問題など、社会インフラや実用性という点では車両本体の値段と燃費の安さに見あわわない不完全な商品だったりするように思うのですが、巨大自動車メーカーを制度的に巻き込み、一気に電化へ進めようとしている本気さが見えてくる感じがします。

ルールを変えることで、戦い方が変わるという政治的な背景

実際に地球温暖化が何故進んでいるのかという論点については、実際のところはどうなのか良く分からないところがありますが、仮に電気自動車になったとしても、現時点ではその電力のほとんどが化石燃料を燃やして作っているわけで、この辺りは微妙な感じがします。

シェールガス・シェールオイルと言いながらオイルピークを越えたと思われた米国で原油の輸出国から自給国へシフトして余裕をもっているという印象が強い中で、自動車の電化を本気で進めるというスタンスは一般の人からみるとどこか矛盾するような不思議な感じがするかもしれません。

でも、目的が排ガスではなくて、産業構造を変える・戦うルールを変えるという事だったらどうでしょう。

数年前からDestractive Inovation 「破壊的イノベーション」ということばがシリコンバレーやベンチャー界隈では叫ばれていますがまさに、既存の産業構造をPEST(Politics・Economy・Society・Technology)な観点から破壊しようとしていると言えるかもしれません。

実際米国では、電気自動車専門メーカーテスラ社などが立ち上がり、当社は既存自動車メーカーからのZEV達成超過分の権利販売で年間数百億規模の収益を上げているとも言われています。

そういう意味では複雑な内燃機関を軸に発達してきた自動車産業が、電池チップと電池、それを制御するソフトウェアを中心としたIT関連産業へとシフトしていく道筋が2020年を目途にある程度しかれたという見方もできます。

2020年以降までにLevel4の自動運手自動車の実用化が本格的はじまっている

自動運転のレベル4というと、ドライバーは一切ハンドルを握らすにAIなどが考えて自動走行するレベルなのだそうですが、実は日本でもオリンピックに向けて各メーカーが自動走行車の実用化に向けて、NVIDIAなどのGPUメーカーなどと協業しながら自動運転走行実験をかなり本気で取り組んでいるそうです。

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自動運転走行の基盤モジュールNVIDEA DRIVE PX2。

沖縄などでは政府主導で補助金も出しているバスの自動走行実験あなどもソフトバンクなども出資してやっているようですが、NVIDAのPX2などの基盤と組み合わせた実験用シミュレーションモジュールと走行データを自動的に整理して自動学習するようなフレームワークを自社開発できない日本のメーカーに提供するようなベンチャーなどの動きも盛んになっているみたいです。

レベル4の自動運転走行車が街中に普通の自動車と混ざって走行するというのは現時点で考えるとちょっと非現実的な感じがしますが、知人のアメリカ人は、マツダやホンダをはじめとしたメーカーは結構本気だと言っているのを聞いたりしていると、これから社会インフラ含めそれなりの投資がされる予感がしなくもないです。

例えば街中の道は厳しいとしても、強引の導入されたETCのように、自動運転車専用レーンみたいなのが高速道路に設定されるのは想像できちゃいます。

実際カリフォルニア州などでも渋滞する道路でエコカーだけが通れる専用レーンというのが導入されいるそうなので、だんだんと、化石燃料で走る車、自動運転機能が付いていない車に乗っている人は社会から虐げられていく・・・。そんな感じの事がじわりじわりと気が付いたら進んでいるのかもしれません。

50ccバイク・排ガス規制で販売停止へ

郵便局や宅配で利用されている50ccバイクも排ガス規制のあおりを受け、コスト的に見合わず、販売停止となる方向でメーカー各社が検討しているそうです。

郵政省などは今後50ccバイクを電気バイクへシフトするという計画を指向しているそうですが、大口顧客が日本国内でもこういう動きを見せてくると、普段のモビリティ分野が一気に変革されていくのがなんとなく想像できますね。

中国などにいくと、日本のスクーターだとかスーパーカブにあたる50ccバイクは殆どが電気で動いているのを目にしますが、暗がりなんかで、音がしないで路地なんかに入ってくるバイクはちょっと危ない!と日本人の私なんか思ってしまったりもします。

まぁこの辺りは交通ルールも一気に変わっていくんでしょうね。



2017年05月16日 ネズミ1号:略称「T」
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