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ウクライナ情勢で得する産業や国は何処か想像してみた。

2014年03月03日 ネズミ1号:略称「T」
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ウクライナ情勢が経済に及ぼす影響はどんなことが想定されているのか?CNNMoneyの記事から整理してみると..

CNNMoney:ウクライナはロシアとヨーロッパの間にある心臓弁のような国だそうす。地政学上の意味はもちろんですが今日はmoneyCNN.comの記事よると経済的な観点でこれから想定できる影響についてまとめてみました。ポイントは2つで1つ目はロシアの天然ガスがウクライナを通るパイプラインでヨーロッパに輸出されている。そのシェアは25%もある事、2つ目はウクライナは膨大な穀倉地帯を抱えており、世界でもトップクラスの小麦とトウモロコシの輸出を担っているという点。この他に経済制裁による各種変異要素やウクライナの財政の問題にからんだエマージェンシーマーケットなどにおける債権危機なども考えられる要素として挙げられています。


 

 

豊富な天然エネルギー資源を欧州に運ぶ大動脈であり、世界有数の穀倉地帯であることが意味すること

まず、25%もの天然ガス供給がロシアによりウクライナを通るパイプラインを止められると、天然ガス価格の急上昇、石油などの燃油価格の高騰が起こります。また、クリミアが独立し、ウクライナの東側が独立することで、小麦などの穀物の値上がり、トウモロコシなどの飼料の急騰も当然おこるでしょう。こうしたことから素人ながらにエネルギー・食糧といった先物変動ネタとして世界のヘソみたいな所に「揺さぶりをけし掛けた力が働いているのでは?」と荒っぽい仮説を基に想像してみました。

「グルジアと同じくプーチンのクリミア進行で、思惑は失敗」
という解釈は正しいのか!?

野党をけし掛けて事実上クーデタをそれもロシアによるソチ五輪の開催期間中に仕掛けた人たちにとって「プーチンは動けないだろう」という浅はかな想像力でこうした超地政学的な動きを仕掛けるでしょうか?私が想像するにもっときちんとした奥深いシナリオを練りに練っていたのではないかと想像してみました。
領土が...とか、覇権が..とか、欧州か?ロシア陣営か?というのはどうでもよく、相場を張る人たちが、エネルギー・食糧という原物取引材の好材料となる出来事を起こす事ができれば結果オーライとういう事だったとしたらどうでしょうか?

アメリカでは、シェールガス・シェールオイル革命なるものがアピールされていますが、エネルギー価格が急激に下がることがあると困るわけですし、金融緩和の出口に向かうに当たって、強いドル、新興国からのマネーの逆流による経済混乱は避けたいわけです。

欧州にしても、「ドイツ政府高官・異例の自国貿易黒字批判  稼いだ黒字を国内投資へシフトするドイツのしたたかな戦略」でも同じく想像してみましたが、ギリシャやポルトガル、スペインといったソブリン危機は依然としてあるのである訳で、これ以上追加融資を約束したくない訳です。

欧州陣営側は、IMFを通じて2.5兆円近くの融資をウクライナに申し出ているようですが、これはIMFという第三者機関による見せ金であっておそらく融資が行われることはないのかもしれません。プーチンは、1.5兆円の追加融資を約束したようですが、元々はウクライナが裏切らないように、天然ガスパイプラインを経由する地場代マージンやさまざまなインセンティブなど微妙に操作して成り立っていたものだとも想像がつきます。

ウクライナのドル建てと言われる債務についても、B/Sや経常収支をきちんと見た際に本当はどういう感じなのでしょうか?クーデーターにより政権を倒した旧野党により以前から持っていた借金や債務が明らかになったとの事ですが、これは、おへそにある国をコントロールするために貸付けたお金という解釈もできるかもしれません。ひょっとすると欧州による天然ガスの買い付け引き締めによる演出は、貸しはがしに近いインパクトを狙ったものだとも言えるかもしれません。しかしヴィクトル・ティモシェンコ氏については、ちょっとうさん臭い感じもするのは私だけでしょうか?

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ティモシェンコ氏はウクライナのガス利権で成り上がった人のようですが、ガス利権ということは、ロシアの息がもともとかかっていた人と想像してしまいます。そうなるとクレオパトラのような政略家なのかもしれません。一方ヴィクトル・ユシチェンコ氏はKGB所属した経歴をもつようですが、ロシアよりのヤヌコビッチ氏との大統領選挙の時にダイオキシンを盛られたとして顔が変わったことでも話題となりました。本当に毒を盛られたのかどうかは神のみぞ知るですが欧州側が支持するこの人たちはちょっと怪しいマフィアな感じがするのが不思議です。

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一方今回亡命したヤヌコビッチ氏は欧州諸国が、ロシアからの天然ガスについて「もうお宅経由からはそんなに買い付けません(だって値段が高いから...)」と三行半をつきつけられた調本にだと言えそうです。「買い付けてほしければ我々の陣営とFTAを結んだら考えてもいい」といった話を突きつけられて、おそらく先に述べたロシアとのマージンや各種インセンティブなどについて若干不満がくすぶるところへ、欧州FTAというカードを突きつけられてしょうがなく寝返ることになったような人なのかもしれません。ただしロシアよりという姿勢は変わらずで、たしか欧州から要求のあったNATOに加盟する?しないが?、プーチンと揉めていたようだったように記憶しています。(ちがっていたらすみません)

このように荒っぽい解釈をすると天然ガスの買い付けを渋って(行ってみれば軽る~い経済制裁みたいなもので)経済を疲弊させて寝返らさせるという感じでしょうか?そんのような文脈の中でプーチンさんが日本に天然ガスの営業をしようとパイプラインを引く話が持ち込まれたという流れだったように思っていました。この逸話を見てみてもわかるように、動脈がながれるような地政学的に重要な立ち位置にある国では、まさに映画さながらの工作がなされているのかもしれませんね。

想像してみた事のまとめ

ちょっと話が大分脱線してしまったかもしれませんが、今回の政変で得をする人たちについては、シェールガス・オイルなどエネルギー産業に関わる人たち、エマージェンシーマーケットの債務系危機心理が広まることで儲けられる人達、穀物価格など食糧関係の先物価格が急上昇すると儲かる人たちという感じでしょうか。

最後におまけの想像

日本では南に尖閣、北に北方領土と領土的な問題があるとされています。北側については今年9月に進捗するような流がつい最近敷かれたようですが、これには極東の開発協力と天然ガスなどの安価なエネルギー資源の共有がセットになっていると言われているようです。天然エネルギー資源価格の上昇と、ロシアによる欧州への天然ガス輸出の停止と決別とそして極東への輸出。
軍事拠点クリミアのみ独立しロシア側に付き穀倉地帯は勝手にしてもらっていもいい、今後成長するアジア地域とのパイプというところまでプーチンさんが計算しての軍事侵攻してたのだとしたら、やはり外交・政治というものは奥深いものだと想像してしまいました。これは悪魔でも一般庶民のフィクション的な想像ではありますが、皆さんはどのようなお話を想像しましたでしょうか?



2014年03月03日 ネズミ1号:略称「T」
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