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ソニーだけではない。コモディティ化したエレクトロニクス市場!もはやメーカーは利益が出せなくなっている!?

2013年11月06日 ネズミ1号:略称「T」
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先日ソニーの株価大暴落のニュースを紹介しましたがもはやコモディティ化したエレクトロニクス産業ではアップルのような高級品を目指すか、規模の論理による消耗戦を勝ち抜くかのいずれかにしか勝ち残れないというレベルまで来てしまっているようです。
昨年から今年にかけてドル箱であったスマートフォンやPCクライアントなど牽引していたメーカーが相次いで経営難に落ちっているニュースを目にします。例えば..「エイサー社第三四半期予想以上の損失・CEO交代とリストラ策」、「HTC経営さらに深刻化・米国市場での不調が原因か?」、「HTC株価半年で60%下落」のようなニュースですね。
サムスン電気・電子についても国の大幅がなバックアップがあるからこそ継続できる要素も大きいと聞きます。それでは今後どういう企業が生き残れるのでしょうか?独断と偏見で考えてみました。


 

 

生き残りそうな企業その1
-H/Wの価値を維持しようとする企業-

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ブランド志向によるハードウェア価格を高級品として維持する戦略をとる企業、そのためには付帯サービスとしてキラーソフトも無料化したり、その他有償サービスなども利益を取らずユーザーに価格破壊的イノベーションとして還元する姿勢を示す企業などもあるようです。「時代を逆行するAppleのビジネスモデル・高級H/W路線を貫く強かな戦略」でも書きましたが、アップルこれにあたるように思います。

生き残りそうな企業その2
-H/Wは顧客とのタッチポイント。H/Wとその上で実現されるサービスを活用するコンテキストの中で収益をあげる企業-

H/Wでは稼がず、そこで利用するサービスやコンテンツで関節的に稼ぐ。これはGoogleが該当します。ユーザーから直接お金をとるのではなく、AndroidやChomeOSといったプラットフォーム上で展開されるサービス上での広告収入による収益で稼ぐ流れですね。今後はGoogleチェックといった決済、ファイナンス収入も大きくなってくることは間違いなさそうです。

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ハードウェアメーカーは最終的には金融決済会社、お金をプールして利用する金融機関機能で稼ぐようになる?

H/W収入、コンテンツ収入、広告収入、決済収入など現時点でもマネタイズ手法として確立された技術や実績はありますが、今後、これから発展するであろう諸国なども鑑みると、ハードウェアはなかなか嗜好品となりにく要素が拡大してゆくとも思われるので、ユーザーは多くのハードウェアに対して高い値段を支払うという文化自体が廃れてゆくのかもしれません。短いスパンでのモデルチェンジ、あまり代わり映えのしない新製品が頻度高く市場にでるようでは、どんどんコモディティ化して行くのは確かですね。
実際お金を払って買っても、数ヶ月後には価値が限りなくゼロになる。もうこうなるとH/Wの価値って「何?」となります。

では「何?」を考えた時、そのデバイスや機材によって実現できるモノとは?

具体的に「何?」を実現する上でそのインターメディエイト(血液みたいなものとしておきましょう)となるものにアプリケーション(ソフト)がありますが、これも今では無料・フリーミアムが多くなっています。昔なら数万円も出して実現していた事がお金を払わなくても、出来るようになっているように思います。そうなると何かを実現するためのH/Wとソフト・サービスがあり、これは基本無料に近い位置づけ、その何かを実現するために頻度高く利用してもらうことで、新たな消費・需要を作ってゆこうというのが一つの大きな流れなのだと思います。

こうなると十分な経済規模又は資本力があり、ユーザーを囲い込み、部品メーカーなど含めたサプライチェーンを築け、ソフトウエアーベンダーやサービスプロバイダーなどに十分な見返りを与えることができるぐらいのプラットフォームとして仕立てることができる力を持ち、それ維持するために十分効率化できる技術力の備わった箱庭を創ることができる規模の企業でないと生き残れないということはなんとなく想像できると思います。

Googleはもっと先を見ている?
集積回路が入るデバイスやビークル(乗り物)果てはスマートグリッドをはじめとしたエネルギー分野まで?

自動運転自動車やスマートグリット、InternetofThings(IOT)などと呼ばれるすべてのデバイス、端末、家電がネットにつながった際のプロトコル、果てはエネルギーまで、もうこうなると家電や耐久消費財、自動車産業についても、H/Wはコモディティ化し、もはやネットワークにつながるデバイスを連携させて「どんな価値、何ができりょうになる?」という視点を見据えているようにさえ見えてきます。

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現時点で巨額のキャッシュをもっている企業の中で、その2のケースに当てはまりそうな企業としてマイクロソフトやアマゾン、フェイスブックなどがそのあたりかなぁと見えます。その中でアップルは、バーバーリーCEOアンジェラ・アーレンツなども引き入れて、こうした勝負とは別の視点で勝負を仕掛けようとしているようですね。ニュアンスは違いますが、家庭用コンソールゲーム全盛期の時代に、Sony ComputerがPlaystationで次々にソフトメーカーを囲い込み市場を席巻する中で、任天堂は、ソフトの質とおもちゃというコンセプトに頑なにこだわり、DSやWiiなどで挽回したイメージとなんとなく重なってしまいましたが、エレクトロニクス分野のビジネスモデルがこれからどうなるか楽しみです。Googleについては、壮大なプロジェクトが今後どう私たちの生活に変化をもたらすのか中長期的にはわくわくしますね。

関連記事として下記も是非参考にしてください。

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2013年11月06日 ネズミ1号:略称「T」
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