ホーム > 時事・経済要点 >

公的年金運用に暗雲?殆どの人は儲からない「株」ゼロサムゲームにシフトしても大丈夫か?

2014年04月27日 ネズミ1号:略称「T」
,


東洋経済:今公的年金を運用しているGPIFの改革が加速しているようですが、先週人事も一新しますます軌道修正に拍車がかかるようです。このGPIFの改革とは、日本国債を売って株を買うのかというポイントで、もっぱら海外の投資家からのみ注目されているのだそうです。つまり120兆とも200兆とも言われているGPIFの運用資金の内どれぐらいが株式にアロケーションされるのかという視点です。例えば、数十兆もの資金が日本の株式市場にばらまかれるようであれば、日本買い雰囲気がでるでしょうし、ようは、外国人機関投資家によるこうしたマネーゲームという視点でしかGPIF改革は見られていないという事のようです。


 

 

年金資金運用を個人に置き換えてみると..とても株式なんてという感じになる!?

だいたいの場合個人運用となると、証券会社などの投資信託商品に委託し、ポートフォリオを組んで運用することになると思いますが、投資会社はいわば他人のお金を集めて運用しているので、結局損したときの説目責任に固執するばかりで、手数料さえもらえればいいというのが図式です。数%もの運用利益をあげられるようなところはまずないといっていいでしょう。東洋経済の記事では、投資信託大国アメリカでもほとんどの投資信託は儲からないものであって、手数料などを鑑みると継続的に個人にリターンを上げる投資信託はほとんどないそうです。

長期的にみると儲かるはウソ

投資信託のセールストークとして、長期的に優良銘柄を持つっていると銀行やタンスにしまっておくよりも、経済は確実に伸びるので必ず得をするという人が良くいると思います。
貨幣の割引価値などもありますが、かりに10年後の経済規模の現在から4%程度になるとしても、長期預け入れの手数料はそれ以上の料率になるようですので、儲からないわけです。

ようするに、長くもつ=手数料収入増える

の図式なのですね。

GPIFの運用資金の株転用は、日本経済底上げのため!?

巨額のマネーが日本株へ転換されてもそれは実態のない株価上げ効果しかえられない。経済底上げとは本末転倒だといえるかもしれない

バランスシート不況とは何か?みんなが一斉に借金返済に走るとどうなるか!?」でも紹介しましたが、現在の日本には政府以外に借金をして設備投資や事業投資をしようという人が極端に少ない状態だと言われています。仮に年金資金の一部が日本株式へ運用転換したとしても兆単位のお金が動くから、買いだ!という外国人機関投資家による投機ゲームが繰り広げられるだけのことです。実態経済は全然強くならず、研究開発や製造業もどんどん空洞化して行くのかもしれません。また株高ブームが去った時、誰かがエグジットを狙い株を売り出した時、その株価は一気にまた下がることになるのでしょうね。実態経済の構造改革がなされ、新たなビジネスが起こされて経済基盤が新たなフェーズにいっていればいいのでしょうが、単なるマネー流入による株高ブームですとリーマンショックやアイルランドのような株価下落による第3の金融恐慌などという憂き目にあることになるかもしれません。

マネーゲームをして株価を上げることは経済成長の本質ではない

東洋経済の記事にも書かれていますが、マネーゲームをして株価を上げることは本質論としては全然的を得ていないものだと言えます。本来であれば、技術革新や産業構造などの改革によって新たな雇用、新たなニーズなどが生み出され、設備投資がなされ、実態経済が成長する流れを作れないのであれば単なるバブルに過ぎません。
中世のチューリップバブル、1920年代の世界恐慌、リーマンショックと人類は何度もバブルを経験してきているはずで、もうはや金融立国では飯は食えないと散々言われているにも関わらず、失われた20年で今バブルに突入としようとしているのか意識が希薄になってきているのかもしれません。と想像してみました。



2014年04月27日 ネズミ1号:略称「T」
,


前ページに戻る


,


おすすめ記事

関連記事