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原油価格引き下げチキンレースが加速する先にあるものは?

2015年11月29日 ネズミ1号:略称「T」
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1バレル20ドルまで下げなければならいという裏返しはそれだけ原油需要が不要となっているということ?

Bloomberg:フォルクスワーゲン社のディーゼルエンジンの不正がニュースになって久しいですが、排ガスの問題はさておいて、車の燃費はここ数年確実に増えていることは確かです。6気筒積んでいるような車が4気筒や3気筒エンジンが主流となり、信号待ちの時はエンジンは自動停止が当たり前にというのが最近のクルマです。街乗りでもリッター10km以上というがCセグメント中心のクルマでは当たり前になりつつありますが、最近都内でもガソリンスタンドがめっきり減ってきた感じがします。


 

 

名古屋空港近辺ではガソリンがリッター85円から87円、ハイオクも100円以下で熾烈なガソリン値下げ競争が起きているようですが、もやは100円後半の高い値段が5年以上もつづいているため、最近はふと考えてみると車に乗る事がめっきり減ったというのと、私も月1回ガソリンを満タンするぐらいになったように思います。

週末は中途半端にでかけても渋滞がすごいですし、子供塾やらコンクールやらで車で遠出することがめっきりなくなりました。若者はクルマを買わないといいますが、一番車を乗るはずの私のような世代もめっきり車を走らせる機会が5年前にくらべると1/10ぐらいに減ったかもしれません。

地方ではリッター20キロを超えるような軽自動車が主流ですし、もっとも原油を消費するモビリティとう観点では大分効率化が進んできたといえるかもしれません。

電力の方については、天然ガス、石炭発電の技術も開発され、東日本大震災依頼原発がとまってから5年近くたってエネルギーインフラもそれなりに整ってきたと言えるかもしれません。

世界を見渡せば、新興国の高度成長の勢いはひとまず踊場ということですし、そうした中、ロシア、中東という産油国が増産に次ぐ増産、アメリカのシェールガス革命もコスト合わずシェールガスメーカーは軒並み倒産しているようです。

いまさらガソリンが100円になったとしても、数年かけて変わった生活習慣というのはもう変わらない感じがしますし、1バレル100ドルから80ドルという状態が数年も続くと、各国ともそれに対応することは十分できたわけです。

時代の流はもう変えられない

以前こちら「バランスシート不況とは何か?みんなが一斉に借金返済に走るとどうなるか!? 」でも紹介しましたが、金融恐慌などがいい例なのですが、急激に痛みをこうような事件が起こると人というのは二度と同じような思いはしたくないと思い、防衛本能が叩くようです。原油が1バレル100ドルを超えるような事態になり、運輸などを主る事業者は価格転換でもできず生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされたり、地方で自動車が生活の足となっているような地域ではとにかく燃費がいいクルマ・・・そして最近そういえばあまりガソリンスタンドに行かなくなったというように生活が適用されるようになるのです。

仮にガソリン価格が100円台になったとしても(一部名古屋では100円を切る熾烈な競争がなされているようですが)、軽自動車に変えた家庭が3ナンバーで3リッター以上のクルマにするかというとそんなことはないはずです。ディーゼルエンジンやハイブリット、またはガソリン車でも4気筒以下の小排気量な自動車が主流となり、電気などのエネルギーも原発が動かなくなり経常赤字の元巣となっていた石油依存から天然ガスや、メタンハイドレード、バイオマスなど新しいエネルギーへポートフォリオがシフトしようとする計画は逆行はしないと思います。石油が安くなったから火力へというバカな判断はライフラインがかかっているのであれば多分やらないでしょう。一部のビジネスビジネスする経営者は目先の利益を回収するかもしれませんが、全体としての時代の流れはもはや止められないという所かもしれません。

本日ちょうどNY原油39ドル台とニュースが飛び込んできましたが、ちなみに直近の先物取引ではOilはちょっと上がることを想定してやりとりされているようですが、こちらは利ザヤを稼ごうとする人たちが仕掛けている上昇圧力という感じかもしれません。

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そうした中すすむ、中東とロシアによる原油増産×原油価格下落のチキンレースは来年の景気や経済にどんな影響を与えるのか注目ですね。



2015年11月29日 ネズミ1号:略称「T」
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