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フランス同時多発テロ、南シナ海領有問題、人民元SDR、原油のドル建て決済、すべては関連し、繋がっている!?

2015年11月18日 ネズミ1号:略称「T」
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大分前に「プーチンが企むドル崩壊のシナリオ!?」という記事を紹介しましたが、リフレ派による拡大景気がそろそろ限界になると言われている来年に向けてここ数か月さまざまな出来事がフラッシュバックのように起きたように思います。報道機関では、起った事象のみ伝えられてその背景や有機的なつながりなどは報道されませんが、いろいろな記事やネット上での個々の立場の人たちの分析視点などをみていると、すべてが有機的につながっている一つの大きな流れのシナリオの付箋としてそれぞれ相互に作用しているようにも見えてきたりします。まるで小説の世界のようなそのシナリオですが、大局的な観点でそうしたファンタジーラノベ小説のようなプロットを見い出しながら今起きていることを理解しようとすると、架空話かどうかは別として、個々の視点でそれなりの納得感をもちながら、自信が生活している世界の胎動とういうかそういうものを感じることができるかもしれません。


 

 

今世界で起きていることは、原油をターゲットとしたドル基軸の覇権争いであり、世界は3局面化の様相を呈しているように仕掛けられている!?

アメリカは、ジョンソン大統領の時代から45年に渡って財政赤字をしてきてもなぜか大丈夫な国だと言われています。財政赤字、貿易赤字ふたごの赤字と良く報道されていますが、アメリカが破綻しないのではドルが基軸通貨だからだと言われています。ニクソンショックを起こすまでは、ドルも金にしっかりペッグされていて、銀行交換券という本来の性質上、ドルの担保は中央銀行が保有している金だったわけですが、金というのは地球上のある程度含有量が限られている貴金属なため、紙幣をすればするほどヤバくなるわけです。そこでニクソン時代に金本位制を廃止し、その代り、中東諸国、とりわけ最大の産油国であるサウジアラビアを中心に原油をドルでしかうらないように、というフレームワークを作ることに成功したと言われています。

20世紀の科学文明、経済活動は原油というエネルギー支えていると言える

現在我々の生活はライフライン、電子機器、自動車、航空機、船舶をはじめ便利な道具や乗り物であふれています。経済活動が24時間できるのも、IT産業のような産業が繁栄するのも、原油から作られる電気であり、航空機や船舶が動くのも原油か生成されたガソリンや軽油があるからこそと言えるのが分かると思います。原油がなければ、戦車も戦闘機も動かせないということも当然な解釈ですね。ようするに国力=エネルギー自給ができるかというのが20世紀以降の文明とうか歴史だと解釈できそうです。

第1次、第二次大戦後の有料産油国は、ロシア、米国そして20世紀に入って中東が加わったという感じ。

ゴールドラッシュから、オイルラッシュという言葉を聞いたことがあると思いますが、1800年後半から1900年前半にかけて、アメリカではロックフェラー(石油)、カーネギー(鉄鋼)のような財閥誕生し20世紀の金融、経済の根幹となる技術までの原動力となったとも考えられるでしょう。そして、そのアメリカはイギリスから独立した国で、今回テロが起きたフランスは、フランス各目で王政から共和制になった国でもあります。

まるで歴史の教科書のおさらいのようですが、第2位次世界大戦は、アメリカを発信源として起きた世界恐慌だとも言われています。第一次大戦後、疲弊したヨーロッパに変って最大の工業製品供給国となったアメリカは超バブルとなり、実質価値以上のバリュエーションがつくようになり株バブルとなったようです。しかし、ヨーロッパ諸国が復興するにつれて、アメリカが作る工業製品、自動車や軍事物資など企業の利益をささえる輸出関連の雲行が怪しくなってきたようです。ドイツについての賠償も、アメリカが資本を入れて、ドイツ経済を復興させて、ヨーロッパ戦勝国へ賠償金を支払う流れを作っていたようなので、いわばファイナンスも肩代わりしていたという見方もできます。そのアメリカで株式バブルが限界になり急落すると、全世界に波及するとうのも理解ができる出来事ですね。

現代の世界はヨーロッパ、ロシア、アメリカ三大勢力と中国というダークフォースを加えたバランシングによってドル基軸体制をいじするのかどうかの問題についていろいろなことが起きているという言えそうな感じなのかもしれません。

大分話がとんでしまいましたが、2015年の世界情勢をみていみると、1919年代の状況にいろいろ被るところがあるな気がします。

10年以上2桁成長してきた世界の工場となった中国、中国を下請として使ってファイナンスやIT産業などをお越し、バブルに湧いてきたアメリカ、EUに統合され、強いドイツが復活したヨーローパ連合、アメリカの世界覇権を支えてきた中東産油国。という構図でしょうか?

イラクのフセインさんは、ドル建てからユーロ建てで原油を販売して戦争でつぶされて、ユーロで原油を販売しようとしてるシリアアサド政権もイスラム国なる反体制勢力ができて内紛状態。

原油の産油国として屈指のロシアは中東を上手に取り込むべく米英と対立していたり、基軸通貨ドルをささえるべきサウジアラビアを中心としたOPECは、米国シェールガス革命により見捨てられまいと、原油産出量の増産と、原油価格下落のチキンレースをやっていたりと、さまざまなことがいろいろと関連しながら世界情勢が動いているように見えますね。

そういう意味では、ドル基軸をなんとか打開しようとするロシアという軸と、アメリカを支える陣営、ドイツを中心に強いヨーロッパ?という結束を固めようとするEU、という基本3局面が見えてくるような気がしました。

一方イギリスなどはどこにでもリスク分散できるような影のソーサーラーのような立ち位置で、中国は、18・19世紀とおじように列強の利権(経済成長するための都合のいいタグボート)のような道具的な立場。とういう見方をしてみました。

中国現が、ドル、ポンド、円などに続いて、国際決済通貨SDRに認められるかどうかとう話題もそうですし、シリア問題についても、イスラム国を実は英米が武器などを供与して支援しているだとか、ロシアがアサド政権をささえて、米国の中東への影響力をはずそうとしているというお話もしかりです。

今回フランスの同時テロの件についても、テロ後のフランスの空爆開始、アメリカ、ロシアへオルランド大統領が訪問して対応を協議するとしながら、ロシアと空爆強化を先に表明して、EUにも協力要請(ユーロ建ての原油取引をかちとろう・・・)というようにも聞こえてしまいますが、そのような動きをしながら、アメリカにも交渉材料をもっていくかどうかは分かりませんが、上辺の動きとちがい足下ではいろいろなことが起きているのかもしれません。ロシアの民間機のエジプトでの墜落がテロだったと発表したプーチンさんや、イスラム国は実はサウジが支えているとするような見方など、いずれにしても、中東を舞台に、1発数億円もするミサイルが膨大に使われるようになる事態は確実に起きそうな予感です。

そうしたことを考えながら、120人以上もの尊い命を奪ったフランス同時多発テロの本当の目的はどこに?誰が影の立役者か?9.11の同時多発テロと比べてステイクホルダーはどう変わったか?ということに思いを巡らせながら世界の動きを理解しようと試みてみるのもいいかもしれません。

年末から年明けにかけて、来期の経済情勢や世界情勢を形づくるようなさまざまな動きや水面下での牽制の仕合いなどが繰り広げられるんだろうなぁと想像しながら、年が明けて数年してからから実はこんな感じの流れだった!という本などが出版されるようになるのだろうなぁと妄想してみたのですが、今後の世界情勢見逃せないですね。

世界情勢を一味違った角度から理解するのに面白いおススメ図書

プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?

概要:Amazonより
プーチン・ロシアのアメリカ没落シナリオ! 日本以外の世界で繰り広げられている、国益追求と生き残りのための壮絶な戦い。気鋭の国際アナリストが読み解く、日本人が知らない世界の現実と、プーチンが企む驚愕のサバイバル・シナリオ! ◎この本には、以下、普通の本と違ういくつかの特徴があります ★著者はモスクワ在住20年以上。ソ連崩壊以前から、この国の「地獄」と「復活」を目の当たりにし、一般ロシア人からロシアン・エリートまで、そのメンタリティーと行動パターンを知りつくしている。 ★著者は、「卒業生の半分は外交官、残りはKGBを養成する超エリート機関」とよばれた、ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学を卒業した初めての日本人である。 ★現在33,000人の購読者を誇るメルマガと、これまでの3冊の著書のなかで、自己の予測を当てつづけている(例、05年時点で「アメリカ没落」を予測。その後も「世界的不況下で中国は一人勝ち」「日本に反米親中政権が生まれる」「尖閣諸島から日中対立が起こる」等々)。 ★一見、「トンデモ系」「陰謀系」と思える内容も、すべて豊富な「資料」と「証拠」によって実証されているので、だれもが納得できる。 この本を読めば、たとえ中学生でも、あるいは女性でも、あなたの世界観は必ず、しかも一気に、「世界の指導者レベル」「日本最高レベル」まで引き上げられます。 日本人のほとんど誰も知らない複雑な世界の現実とその動きを理解するための、シンプルなメソッドを知りたい方。これから先、サバイバルのための正しく確実な方法を身につけたい方。 迷わず本書をご一読ください。

China 2049

概要:Amazonより
本書はCIAのエクセプショナル・パフォーマンス賞を受賞した マイケル・ピルズベリーの経験に基づいて書かれたものだ。 「パンダハガー(親中派)」のひとりだった著者が、中国の軍事 戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権 を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの 驚くべき記録である。 本書が明かす中国の真の姿は、孫子の 教えを守って如才なく野心を隠し、アメリカのアキレス腱を射抜 く最善の方法を探しつづける極めて聡明な仮想敵国だ。 我々は早急に強い行動をとらなければならない。 ──R・ジェームズ・ウールジー(元CIA長官、民主主義防衛財団会長) 1990年代後半のクリントン政権時代、著者のマイケル・ピル ズベリーは国防総省とCIAから、中国のアメリカを欺く能 力と、それに該当する行動を調査せよと命じられた。著者は 諜報機関の資料、未発表の書類、中国の反体制派や学者への インタビュー、中国語で書かれた文献をもとに、中国が隠し ていた秘密を調べはじめた。やがて見えてきたのは、中国の タカ派が、北京の指導者を通じてアメリカの政策決定者を操 作し、情報や軍事的、技術的、経済的支援を得てきたという シナリオだった。 これらのタカ派は、毛沢東以降の指導者の耳に、ある計画を 吹き込んだ。それは、「過去100年に及ぶ屈辱に復讐すべく、 中国共産党革命100周年に当たる2049年までに、世界の経済・ 軍事・政治のリーダーの地位をアメリカから奪取する」とい うものだ。この計画は「100年マラソン」と呼ばれるようにな った。共産党の指導者は、アメリカとの関係が始まった時から、 この計画を推し進めてきたのだ。そのゴールは復讐、つまり 外国が中国に味わわせた過去の屈辱を「清算」することだった。 本書は、ニクソン政権からオバマ政権にいたるまで、米国の対中 政策の中心的な立場にいた著者が、自分も今まで中国の巧み な情報戦略に騙されつづけてきたと認めたうえで、中国の知ら れざる秘密戦略「100年マラソン」の全貌を描いたものだ。 私たちは、近くて遠い超大国、中国のことをあまりに知らなさ すぎる。本書には、日本に関する言及も随所にあり、この先 数十年の世界情勢、日中関係、安全保障、そしてビジネスを 見通すうえで欠かせない知識と情報がふんだんに盛り込まれ ている。

その他さまざまな見方がちりばめられている参考記事まとめ

まるでスパイ映画の脚本のような見出しですが、今起きていることにいろいりな辻褄があうような過程の話がちりばめられているのでまとめて読むと、人それぞれいろいろな見方ができるのようになるかもしれません。

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2015年11月18日 ネズミ1号:略称「T」
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