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世論形成に使われるようになったソーシャルメディア

2013年11月04日 ネズミ1号:略称「T」
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米政府の精鋭「ツイッター軍団」、つぶやきで世論形成

Reuter.jp:オバマケアにまつわる報道が過熱する中、ホワイトハウスでは報道官が9500人ものフォロワーを活用してメディアに対する反論やアンチテーゼを投げかける等世論形成ツールとして本格的に活用されているそうです。オバマケアについては、オバマ大統領の看板政策ではありますが、小さな政府を目指す共和党(ティーパーティなど)からは、10月の連邦予算の承認引き伸ばしや、米国債務上限の承認問題についてもギリギリまで駆け引きが行われた案件として有名です。債務上限問題は、土壇場で茶番?とまだ言われたようにとりあえず事故は回避しましたが、このオバマケアの中身対する過熱するネガティブな報道に際し、ホワイトハウスの精鋭スタッフによりTWなどを活用したソーシャル世論形成といった取り組みが行われているようです。※Thumb画像:Reuterより引用


 

 

NBCが報じた加入済み保険の継続は大統領の行き過ぎた約束報道の火消しに躍起

ホワイトハウスでは一斉にこのNBCの報道に対してTWで反論するTweetを発したそうです。そのメッセージは保険会社が現行プランの変更をしない限りはオバマケアで国民になんら変更を求めることはないという内容。

富裕層などすでに高い民間保険に加入している人にとってはオバマケアによる国民皆保険については、不公平感を感じているのも事実。そこに来て、既存の保険スキームもオバマケア導入にともない変更を迫られるとなると、(場合によっては、日本のように自分以外の人のための料金まで負担するようなニュアンスが広がると)、それみたことかと、反対キャンペーンが張られるのは明らかですね。

米政府は7月以降に追加で十数人のスタッフに公式アカウントを与え露出を倍に

米政府の「Twitter軍団」は、議員や官僚を巻き込んで加熱する「つぶやき戦争」において中心的な役割をになっているそうです。

以下は記事からの引用ですが、組織としてホワイワイトハウスほど卓越したTW対策集団は他に類を見ないそうです。

ソーシャルメディア関連で大企業へのコンサルタント業務を行うLevickの専門家、ピーター・ラモッテ氏からは「組織としてホワイトハウスほどツイッターに卓越した集団は他に類を見ない」

ちなみに、オバマ大統領のアカウント@BarackObamaは私もフォローしていますが3900万人以上のフォロワーがいるそうで、実際の運営はオバマ大統領自身ではなく、政府と密接な関係を持つ大統領の支持団体が行っているそうです。

この他にもカーニー報道官は、@PressSecというアカウントで45万人のフォロワーを集めているとのこと。

ホワイトハウスの報道官スタッフによると、TWはリアルタイムの情報伝達手段として活用しているとのことですが、政府機関が一部閉鎖されることとなった先月初旬には共和党下院議長が打開のための話し合いに応じるような機運を高めるべく、ソーシャルを活用したそうです。

マスメディアによるプロパガンダから、個々のオーディアンスに共感されるコミュニケーションをとり世論形成をするという手法が本格的に始動!?

PRISMなどの話題では、ネット上の個人のログをNSAが収集分析していたとう観点で問題視されましたが、今回の報道は、ソーシャルをメディアと捉え積極的に世論に訴える使い方が実際にホワイトハウスでなされているとういう内容です。

こうしたことが普及することで、さまざまな分析ツールなどが民間企業でも活用されるようになるとも思いますし、逆にマスメディアはますます危機意識を持つことになりそうです。

日本にも記者クラブという組織がありますが、定期的に開かれる報道官によるプレスよりも、リアルタイムに発せられるメディアの方に人々が関心をもつのは致し方ないことですし、まさか、NBCなどがホワイトハウスでTWされた内容に対して反論なんて報道はちょっとかっこ悪いのも事実ですし、ソーシャルという観点ではフィットしない感じもします。

オバマ大統領は、ネットによる小額献金を上手に活用して選挙に勝ったといわれていますが、これから政治のソーシャル活用については、日本でも戦略的に使いこなす政治家が現れると面白くなるかもしれません。



2013年11月04日 ネズミ1号:略称「T」
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